第一回 再生古地図情報交流シンポジウムを開催しました
2024年2月29日(木)、第一回 再生古地図情報交流シンポジウムを開催しました。
本シンポジウムは、地域の歴史・文化遺産を観光振興やまちづくりへ活用することを目指している自治体・観光協会・DMOなどが相互に情報交換していただく場として企画されたものです。
第一回は、既に再生古地図を活用されている自治体・観光協会の方々から先行事例を紹介いただくのにあわせ、観光やまち歩きに関する有識者から、地域の文化遺産の活用についてご意見を伺うというものでした。
なお、シンポジウムの内容に関しては、動画でご覧いただくことも可能です。
ぜひご視聴くださいませ。(各画像をクリックすると、Youtube視聴画面に移行します)
シンポジウムプログラム
第一部 先行事例のご紹介
- 奈良市観光協会様 22年 観光庁事業『デジタルを活用したモバイル古地図街歩きによる ~国内外に向けた魅力発掘事業~』
- 伊賀市観光戦略課様 21年 観光庁事業『IGA NINJA WEEK2021~古地図で巡る城下町リアル&バーチャル忍者体験~』
- 三重大学 人文学部文化学科 准教授 高尾 善希 様
伊賀市との連携事業として実施した再生古地図の監修および、ガイドツアーや動画化など再生古地図活用の取り組みについて - 早稲田大学 情報生産システム研究科 情報アーキテクチャ分野 講師 家入 祐也 様
観光DX取組み事例 研究内容のご紹介
第二部 各地域での事例紹介
- 京都府 舞鶴市 市民文化環境部 地域づくり支援課様
「地域学」をキーワードにした地図によるデジタル・アーカイブ - 坂井市 教育委員会文化課 丸岡城国宝化推進室様
丸岡城の再生古地図制作について - 熊本市 都市デザイン課様
「川尻地区」再生古地図制作について - あまがさき観光局 事業課様
尼崎城再生古地図制作について - 奈良市東部出張所 振興係様
「柳生の里」再生古地図について - 一般社団法人 加西市観光協会様
「鶉野飛行場」再生古地図制作について - 事前アンケートによる質問に対する回答やコメント
開催終了後の参加者アンケートの中では
・今後に期待できる
・各取り組みに関してより詳細な内容が知りたい
・(大学の)最新の研究に触れられて大変興味深い
などの感想が寄せられました。
次回以降は、今回ご紹介いただいた先行事例や再生古地図の活用についてさらに深く掘り下げてお伺いし、現在地域資産の活用を検討されている自治体・観光協会の皆様のお役に立てるような内容にしていきたいと考えております。
なお、第二回は5月~6月頃に開催予定です。